御伽活劇 豆狸のバケル ～オラクル祭太郎の祭難!!～
日本全国都道府県をかけめぐって大暴れだぜ！とマア同社のMONKEY BARRELSも東海道と言いながらも愛知と大阪の間は豪快にすっとばしてたしネ…？と思っていたら、キッチリ全都道府県の名を冠したステージが出てきて凄みがあった。 合掌造り住宅がおむすびころりんのようにゴロゴロと転げ回る岐阜県ステージはインパクト抜群。大空に気球が浮かぶシューティングの佐賀県ステージは自分の佐賀旅行の思い出と一致しておりなんだか嬉しかった。筆者の郷里も全国的に有名なウインカー出さない荒い自動車運転がモチーフになったか、美観地区に暴れ大八車がそこかしこを走り回るステージになっていた。
操作していて気持ちよく、見た目よりもずっときめ細かくチューニングされている。敵を倒して出てくる小判の飛び散り具合とか。ベタ踏み坂モチーフの島根ステージは加速パネルを踏んで高速で駆け抜け弱いザコから強いザコまで全てをはねとばしていくのがめちゃくちゃ爽快。
英雄変化を使えばとにかく速く強く気軽に無双できるし、バケルのままで進むなら対多の乱戦や防御者のスキを突く戦いなどテーマのある戦闘が楽しめるデザイン。 コロコロコミックでコミカライズ版を連載したり、いまの子供たちが初めて触れる3Dアクションゲームになってやるぜウエルカム！みたいな矜持もあり、今後も展開があるなら楽しみである。